白内障手術の流れをわかりやすく解説!

5 《   白内障シリーズ 第5回 》

~手術当日はどんなことをするの?~

「白内障手術を受けることは決まったけど、当日は何をするんだろう?」

そんな不安を感じる方は少なくありません。

初めての手術は、誰でも緊張するものです。

今回は、一般的な白内障手術当日の流れを、患者さん目線でわかりやすくご紹介します。

※手術の流れは病院によって異なる場合があります。

① 病院へ来院

予約時間に合わせて来院します。

受付を済ませたら、体調の確認や手術の準備が始まります。

緊張される方も多いですが、スタッフが順番に案内してくれるので心配はいりません。

② 手術前の準備

手術前には、瞳を大きくする目薬(散瞳薬)や麻酔の目薬を点眼します。

病院によっては血圧測定などを行うこともあります。

手術が近づくと少しドキドキしますが、スタッフが声をかけながら進めてくれます。

手術前に不安に思うことは、我慢せずにスタッフに聞きましょう。手術前にお話しすることで、気持ちがリラックスしたり、緊張感を減らすこともできます。誰でも手術の前は緊張してしまうものです。そんな時は少しでも、患者さんの気持ちに寄り添ってケアできる環境を心掛けています。ですから、遠慮せずにスタッフとコミニケーションをとることをおすすめします。

③ いよいよ手術室へ

順番になったら手術室へ入ります。

手術台に横になり、目の周りの消毒や洗眼が行われます。消毒の後は顔には清潔なシートがかけられます。

ドキドキ感がMAXになるところですね!!

しっかり深呼吸! リラックスが大切です!

(顔全体を覆うように見えても、呼吸ができるようになっているので安心してください。)

④ いよいよ手術開始

先生やスタッフが

「始めますね。」

「まっすぐ前を見てください。」

などと声をかけながら手術を進めます。

途中で光を感じたり、水が流れるような感覚がある方もいますが、感じ方には個人差があります。この時も、両目を開けてリラックス!体の力を抜いて、眩しい光をなんとなく見る感覚です。見ようとすると逆に目が動いてしまうことが多いので、ぼんやり、なんとなく見ている感覚が大切です。

⑤ 手術終了

手術が終わると保護メガネや眼帯をつけて休憩します。極度の緊張感から解放されて体調を崩してしまう方もいますので、手術後はしっかり落ち着くまで休憩します。

手術後はほとんどの場合、痛みを伴うことはありませんが、麻酔が切れた後は、しみる感じやゴロゴロする感じが残る事があります。症状が気になれば医師の診察を受け、問題がなければ帰宅となります。

手術時間はどれくらい?

白内障手術そのものは、比較的短時間で終わることが多いですが、来院から帰宅までは準備や休憩の時間もあるため、余裕をもって予定を立てておくと安心です。

また、ご自身では運転して帰る事はできない場合が多いので、帰宅時の交通手段を事前に考えておくことをおすすめします。

帰宅後は?

帰宅後は無理をせず、病院から説明された注意事項を守って過ごしましょう!!

手術後に眼帯をする場合は、片側だけの見え方になるため、遠近感がとれない場合が多いです。ちょっとした段差や階段などもつまずきやすくなりますので、注意して下さい。また手術当日は、入浴や洗髪が制限されることが多いので、ご自身の身体は清潔に保つ工夫をして頂く方が良いかと思います。

手術後の点眼薬は決められた方法で続けることが大切です。主治医の先生の指示に従って点眼をしましょう。

眼科ナースのひとこと

20年以上眼科で働いてきましたが、やはり手術前はとても緊張している患者さんが多く、手術前の血圧を測ると、かなり高めに測定されたりします。血圧が高いとさらに緊張感が増します。患者さんには、深呼吸をしてもらったり、リラックスできるように問いかけやお話などをして積極的にコミュニケーションをとるように心掛けています。

手術が終わった後は...

「 思っていたよりあっという間でした。」「 ぜんぜん痛みはなかったです 」

と笑顔で話してくださることも多いです。

わからないことや不安なことは、一人で抱え込まず、かかりつけの病院の医師や看護師に相談してみてください。手術時間は短いとはいえ、我慢して不安を抱えたまま手術をすることは、ストレス以外の何物でもありません。

安心して手術を受けられるよう、私たちもサポートしています。

次回予告

白内障シリーズ 第6回

「白内障手術の費用はいくら?」

保険診療や高額療養費制度、多焦点レンズの費用について、わかりやすく解説します。

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