白内障手術後に気をつける事!

白内障

8    《  白内障シリーズ  第8回  》

白内障手術後に気をつけること

手術が終わった!でも、いつから普通の生活に戻れるの?

白内障手術が無事に終わると、まずはホッとしますよね。

でも、そのあとに患者さんからよく聞かれるのが、

「今日から顔を洗っていいですか?」

「お風呂は?」

「仕事はいつから?」

「運動しても大丈夫?」

といった、手術後の生活についての質問です。

白内障手術は比較的短時間で終わることが多い手術ですが、手術が終わった直後から、すべて普段どおりに戻れるわけではありません。

今回は、白内障手術後の生活で気をつけたいことを、わかりやすく解説します。

※手術後の過ごし方は、目の状態や手術内容、医療機関によって異なります。この記事では一般的な考え方をご紹介します。実際には、手術を受けた医療機関からの指示を優先してください。

白内障手術後に気をつけることを紹介する画像。目をこすらないことと処方された目薬を指示どおりに使うことを説明
白内障手術後の目はデリケート。目をこすらず、処方された目薬を指示どおりに使って、目をやさしく守りましょう。

❶ 目をこすらない

手術後は、無意識に目を触ったり、こすったりしないように気をつけます。

「かゆいから少しくらいなら……」

と思ってしまうこともありますが、手術直後の目はまだデリケートな状態です。

特に寝ている間は、無意識に目を触ってしまうこともあります。

そのため、医療機関によっては、保護メガネや眼帯などを使用する場合もあります。

「目を守る」ことを少し意識して過ごしてみてください。

❷手術後の目薬は指示どうりに!!

手術後も目薬は続きます。手術後は、炎症を抑えるためや感染がおこらないようにするために、複数の目薬が処方されることが多いです。先生から指示されたとうりに目薬は続けていきます。

※2種類以上の目薬を点眼するときは、5分以上間隔をあけて点眼することをおすすめします。これは、続けて点眼してしまうことで、先に点眼した目薬が目に浸透する前に流れてしまうため、効果が半減してしまうためです。

ここで、患者さんが困るのは、複数の目薬の管理です。どの目薬を何回点眼するのか?どのタイミングでするのか?といった質問が多くあります。

「目薬のつけ方がわかりません」 この言葉は本当によく聞きます。

点眼表を使ったり、目薬をつける時間を決めたり、携帯のアラームを使って忘れないようにする。そうした小さな工夫も重要となります。また、ご家族の協力も必要となることが多いので、手術受ける前から、事前に相談されることをおすすめします。

でも、安心してしてください。あなただけではありません。みなさん、状況は同じです。

大切なことは、わからないままにしないことです!!

不安なときは是非、手術を受けた医療機関や薬剤師に確認下ください。

そして、眼科ナースしーさんたは、いつもみなさんの見えるに寄り添いたいと願っています。

このブログも皆さんに見ていただくことで、少しでも皆さんの白内障の手術に対しての不安を減らすことができたら嬉しです。

白内障手術後の洗顔や入浴、仕事、家事、運動について紹介する画像。無理をせず少しずつ日常生活に戻し、担当医の指示を確認することを説明
洗顔・入浴や仕事、家事、運動を再開するタイミングは人それぞれ。無理をせず、担当医の指示を確認しながら少しずつ日常生活に戻しましょう。

❸ 洗顔・洗髪はいつから?

これは本当によく聞かれる質問です。

手術後すぐは、目に水や石けん、シャンプーなどが入らないように注意が必要な期間があります。

ただし、

「手術後○日なら絶対に大丈夫」

と一律に決められるものではありません。

手術を受けた医療機関の指示に従ってください。

洗髪については、自分で洗うのを控える期間でも、美容室などで目に水が入らないように洗ってもらう方法を案内されることもあります。

「髪を洗えないのは困る」という方は、手術前に確認しておくと安心です。また、今は昔とは違い、髪の毛を洗えないときでも、ドライシャンプーがドラッグストアでも簡単に手に入ります。これは、入院中や災害時に入浴ができないときに、水やお湯を使わずに髪や頭皮の汚れを洗浄できるアイテムです。参考にしてみてください。

❸ お風呂はどうする?

入浴についても、手術後しばらくは注意が必要です。

シャワーはいつから?

湯船につかるのはいつから?

このあたりも、医療機関によって指示が異なることがあります。

手術後は、

「体調がいいから、もう大丈夫だろう」

と自己判断せず、説明された期間を守ることが大切です。

❹ 運動はいつからできる?

「散歩くらいならいい?」

「ジムは?」

「ゴルフは?」

「重いものを持つ仕事は?」

運動といっても、内容はさまざまです。

軽い活動と、激しく体を動かすスポーツ、外なのか室内なのかによっても、目への負担も異なります。

そのため、「運動は全部ダメ」「○日後なら全部OK」ではなく、何をしたいのかを具体的に伝えて確認するのがおすすめです。

特にスポーツを日常的にしている方は、手術前から復帰時期を医師に相談しておくと予定を立てやすくなります。

❹ 仕事復帰はいつから?

仕事復帰のタイミングも、仕事内容によって変わります。

例えば、

  • デスクワーク
  • 車を運転する仕事
  • 重いものを持つ仕事
  • ほこりや水を扱う仕事
  • 体を激しく動かす仕事
  • 農作業

では、同じようには考えられません。

「仕事はいつからできますか?」だけではなく、「こんな仕事をしています」と、具体的にきちんと伝えることがとても大切です!!

手術前に仕事内容を伝えておくと、復帰の予定も立てやすくなります。

また、仕事を休む場合には診断書が必要なこともあります。そのような場合も事前に医療機関に確認して休む日数や通院の目安なども把握しておくと手術の予定を立てやすくなります。

事前の確認は、手術後の気持ちのゆとりにつながります。

スマホやテレビは見てもいい?

「スマホを見たら目が悪くなる?」

「テレビはいつから?」

これも気になる方が多いと思います。

スマホやテレビを見ること自体については、目の状態や医療機関の指示を確認しながら、無理のない範囲で考えていきます。

ただ、手術後は見え方が変化していたり、目が疲れやすく感じたりすることもあります。

「見られるから長時間見続ける」のではなく、疲れたら休む。

そんなふうに、目の状態に合わせて過ごすことも大切です。

白内障手術後の外出や運転で気をつけることと、急に見えにくくなった、強い目の痛み、強い充血、急な見え方の変化など受診が必要な症状を紹介する画像
外出時は紫外線やほこりから目を守り、運転は見え方と担当医の指示を確認しましょう。急な見え方の変化や強い痛み・充血などがあれば、様子を見ず眼科へ相談してください。

❺外出するときは目を守ろう!

外出するときは、紫外線から目を守る目的もありますが、ごみやほこりなどが目に直接入らないようにするためや、ドライアイの防止にもつながるため保護的なメガネをかけることをお勧めします。

保護メガネに関しては、手術後の見え方で変わることがあります。度の入っていないものや度付きのものなど個人差がありますので、どのようなタイプの保護メガネを使用するかどうかは手術を受けた医療機関と相談しましょう。

➏こんな症状を感じたら...

手術後は、

「これって普通なのかな?」

と迷うこともあると思います。

多少の違和感や見え方の変化を感じることもありますが、急な見え方の変化、強い痛み、充血、症状の悪化など、気になる変化がある場合は、自己判断せず手術を受けた医療機関へ連絡してください。

「次の診察まで待っていいのかな?」と迷ったときも、まずは確認してみると安心です。

白内障の手術後は感染症への注意がとても重要となります。ご自身で注意することが基本となります。手術を受けられた病院での注意事項をしっかりと守っていきましょう!!

白内障手術後の過ごし方をまとめた画像。目をこすらない、目薬を正しく使う、無理をしない、気になる症状は眼科へ相談することを紹介
白内障手術後は、焦らず少しずつ。目をこすらない・目薬を正しく使う・無理をしないことを意識し、気になる症状があれば眼科へ相談しましょう。術後の生活は担当医の指示を最優先に。

白内障手術が終わると、

「終わった!これで一安心!」

と思いますよね!!

もちろん、手術が無事に終わることは大きな一区切りです。

でも、手術後の目はまだまだ回復の途中です。

だからといって、ずっと何もせずに過ごさなければいけないわけではありません。

「何をしてはいけないか」だけでなく、「いつから、どんなふうに普段の生活へ戻っていくか」

を知っておくと、手術後の生活も少しイメージしやすくなると思います。

わからないことがあれば、遠慮せず医療機関に確認してください。

安心して普段の生活に戻れるようにお手伝いすることも、私たち眼科スタッフの大切な仕事です。

見えるは、年齢とともに変化します。でもその変化は自然の変化でありそうでないこともあります。

いつもご自身が自分の見え方に向き合うことで、早期発見や早期治療につながっていきます。

そして・・・

このブログが皆さん、ご自身の”見える”に向き合うきっかけになってくれたら幸いです。

まとめ

白内障手術後は、

  • 目をこすらない
  • 目に水が入らないよう注意する
  • 処方された目薬を続ける
  • 運動や仕事復帰は内容に合わせて考える
  • 気になる変化があれば確認する

といったことが大切です。

ただし、「いつから何をしていいのか」は、すべての人が同じではありません。

手術を受けた医療機関の指示を基本にしながら、少しずついつもの生活に戻っていきましょう。

手術後は何より変化や違和感をそのままにしないことです。

少しでも「おかしいな」「いつもと違う」と感じたら放置せずにすぐに病院に相談しましょう。

あなた自身の”見える”を守るためにはあなた自身の気づきが大切です

白内障シリーズ 第9回

白内障手術後によくある見え方の変化

「手術をしたら、思っていた見え方と少し違う?」

「まぶしい」「明るすぎる」「色が違って見える」

そんな手術後の見え方について、眼科ナース|しーさんたの視点からわかりやすく解説します。

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